モジュールの仕様
仕様書に記載がない場合があります。その場合は下の係数選択でVocを使ってください。
短絡電流の係数は正の値です。
メーカー方式はVoc係数を用います。Vmp係数のほうがやや安全側の結果になります。
パワーコンディショナ(仕様書から転記)
ここは、メーカーの製品仕様書に載っている項目だけです。
この値を超えるとPCSが損傷します。低温時の開放電圧で判定します。
定格出力を出せる最低電圧。記載がなければ空欄にしてください。MPPT下限で判定しますが、低電圧側で出力が頭打ちになる範囲を拾えなくなります。
補正の設定
仕様書には載っていない項目です。既定値のままでも計算できます。メーカーが接続枚数計算ツールを公開している場合は、そちらの値に合わせてください。
仕様書のみを選ぶと、温度係数だけで計算します。両方の結果を並べて表示します。
設置地点の最低気温の記録値を入れてください。
運転電圧にのみ加算します。開放電圧には加算しません。架台形式と通気条件で変わります。
メーカーツールの「変換効率 − DC電圧降下」に相当します。
成立する直列数
直列数と回路数の組み合わせ
行が回路数、列が直列数です。組み合わせごとに過積載率が変わるため、運転電圧も組み合わせごとに計算しています。
計算式
- 開放電圧(低温) = Voc × {1 + (低温時 − 25) × αVoc}
パネル温度上昇は加算しません。開放時は発電しておらず、パネルが温まらないためです。切り上げて小数2桁とします。 - 運転電圧 = Vmp′ × {1 + (環境温度 − 25 + 温度上昇) × α} × (変換効率 − DC電圧降下)
低温側は切り上げ、高温側は切り捨てて小数2桁とします。 - 過積載による動作点の移動 Vmp′ = √(1 − 1 ÷ 過積載率) × (Voc − Vmp) + Vmp
過積載率が1未満のときは補正せず、DC電圧降下は非過積載時の値を使います。過積載率が1以上のときは過積載時の値を使います。 - 最大直列数 = 最大直流電圧 ÷ 開放電圧(低温)を切り捨て
最小直列数 = 高温時の最低直流電圧 ÷ 運転電圧(高温)を切り上げ - 電流 高温時の短絡電流 = Isc × {1 + (高温時 − 25 + 温度上昇) × αIsc}
MPPTあたりの並列回路数 × この値が、MPPT最大短絡電流を超えないことを確認します。 - 電圧補正係数は仕様書には載っていません。メーカーの接続枚数計算ツールが内部で持っている値で、変換効率からDC電圧降下を引いたものに相当します。過積載時と非過積載時で別の値を使います。分からない場合は、計算方式を「仕様書のみ」にしてください。結果は両方式を並べて表示します。
- 「フルパワー時の最低直流電圧」も仕様書にない場合があります。空欄にするとMPPT動作電圧範囲の下限で判定しますが、その場合は電圧は足りているが定格出力が出せないという領域を拾えません。分かる範囲で入れてください。
- メーカーの計算ツールは、運転電圧の温度補正に開放電圧の温度係数を用いています。モジュールの仕様書にVmp温度係数の記載がないことが多いためと考えられます。Vmp係数はVoc係数より負に大きいのが一般的で、Voc係数を用いると高温時の運転電圧がやや高めに出ます。安全側に寄せたい場合は係数の選択をVmpに変えてください。
- 運転電圧に変換効率を掛けるのはメーカーの経験式です。直流側の動作電圧が変換効率で決まるわけではありませんが、結果は安全側に働きます。
- 温度は設置環境温度です。パネル温度は、発電時にこれより高くなります。低温側は設置地点の最低気温の記録値を、温度上昇は架台形式と通気条件に応じた値を入れてください。屋根置きで通気が取れない場合は30℃より大きくなることがあります。
- 低温時の開放電圧が最大直流電圧を超えると、パワーコンディショナが損傷します。晴天の厳冬期の朝、無負荷状態で最大になります。ここは余裕を取ってください。
ご利用にあたって
計算結果は検討の初期段階で見当をつけるための参考値です。実際の設計は、モジュールとパワーコンディショナの製品仕様書、メーカーが提供する接続枚数計算ツール、および設置地点の気象条件に基づいて行ってください。本ツールの利用によって生じた損害について、当方は責任を負いかねます。
個別のご相談
実際の設計・届出・連系協議については、案件ごとの条件を確認したうえでお受けしています。初回相談はオンライン30分まで無料です。
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